新潟の地元紙「新潟日報」新社屋「メディアシップ」が、新潟市の中心部、信濃川河畔の萬代橋のたもとに20階建で、「北前船」が帆に風をいっぱいにはらんだユニークな姿でオープンしました。
その5階に、「にいがた文化の記憶館」が日本の文化に寄与した新潟の文化人を紹介する施設として開設され、今回は代表56名がパネルと関係資料とともに展観されております。
とくに良寛については、「新潟の文化人の理想」との表示で、入口正面に安田靫彦画伯の描く良寛像とともに「新潟の文化人の座標軸」をなす人物とて紹介されております。
また今回は特別展示として、「林家四代と良寛歌集」をテーマに、ガラスケースの中に著名な洋画家・林武の油絵「風景」と併せて、林武の祖父・林甕雄(みかお)編纂の『良寛禅師歌集』を展示し、参考資料として林家4代と良寛や新潟の文化人とのつながりを相関図としてパネル展示。そのほか参考資料として、村山半牧本『僧良寛歌集』や旧制新潟高校教授のフイッシャーの著した英文の良寛紹介書『蓮の露』の原著など、珍しい資料を公開しております。この特別展示は平成13年12月26日まで開催されております。
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「にいがた文化の記憶館」オープン広報紙
洋画家・林武の祖父・林甕雄(みかお)編纂の『良寛禅師歌集』など特別展示 |
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